MARUHOPPEの日記

お笑いと平和を愛する日本人のしょうもない出来事

芙蓉亭の閉店

吉祥寺にあるフレンチの名店が閉店する。井の頭公園の池が見渡せて、オシャレな店だった。個室もあり、私ら夫婦はここで25年前、結納をした。

1年先に結婚した野村の先輩は、披露パーティーをしたものだ。色々な思い出がある。確かに最近は行っていなかったが、かの地で頑張っている老舗と信じていたのだ。

今日、ニュースを見たら、歌舞伎座前の152年間続くお弁当屋さんが閉店するという。いずれも後継者不足という要因が大きいだろうが、コロナがそれを後押ししたのだろう。今更惜しんでも遅いし、常連でもなかったのだから寄り添う気持ちになるのも違う。ただ寂しいと思う。井の頭通りを通るとチラッと見えるあのレストランの中は稼働していないのだな、ということに。

 

こんな気持ちにばかりなるのも、自分ばかりではないんだよな。とも思う。この状況は後で振り返ると、歴史的な事態ばかり起こっているのだ。ガラガラの都心、電車、一斉に休業しているデパートや店舗。日本だけでなく、世界中が外出もできず、家の中で情報を頼りにこもっている。2020年になった現代で、病原菌のせいで街中の機能が全て停止するなんて、少なくとも私は考えたことがなかった。

だからこそ、今はこの状況を覚えておこうと思う。9年前の3.11も歴史的だったけれど、今回は世界的なパンデミックだ。自分の半径10メートル程度の事しか分からないけど、今のこの状況と心理を、自分の記憶によく叩き込んでおかなければ、と思う。

本日の東京都の感染者は123人。

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