MARUHOPPEの日記

お笑いと平和を愛する日本人のしょうもない出来事

読書チョイスミス

この自粛期間中、本屋に行く暇がなかったので、本屋を見つけるとあまりチョイスもせずに買ってしまう。そしたらうーん、って感じのものばっかりだった。

内館牧子著「エイジハラスメント」。前に「終わったひと」を読まされていた。あれは定年後の男性の不安を描いていたが、今回は日本の中年女性の年齢至上主義を書いた小説。

主人公は34歳のパート主婦なんだけど、勤務先の男性や若い義理の妹にオバさん呼ばわりされたり、旦那は若い女の子と浮気したりと散々な目に遭う。10年前くらいの話だとしても、いくらなんでも34歳はまだ若いのではないか?と思うけど、相手にするのが20代前半ばかりでは、そりゃないよと思わざるを得ない。30代以降の人生の方がずううっと長いのに。内館牧子だって70代なんだから、分かりそうなもんなのに。

あと、渡辺淳一著「愛ふたたび」。読んでみたけど、老年期のEDに関する小説だった。72歳の独身医者で、52歳の人妻と29歳の看護婦と付き合っている上に、44歳の弁護士を気に入ってしまい、だけどEDで女性を満足させられないのではと悩むどーしようもないジジイの話。こんなのサンプルにならないじゃん。こんなしょうもないのが最後の小説?「失楽園」や「愛の流刑地」のブームを作った作家の最後の作品がこれなんて、嘘でしょうと愕然として てしまった。最後まで読めない。これまで読んでた小説は、女性に翻弄されて捨てられる男性の話が多かったのに、こんなのが集大成になるのか。

 

今、Yちゃんから借りているエッセイの方が全然面白い。まだ勿体無くて読みきれない。そして、一緒に借りたDVDの方が全然、興味がわく。「アンナチュラル」の第一話があまりにも今の状況に似ててビックリした。SARSコロナウイルスの話。残念ながら、世界中てパンデミックになってしまったけど、それを予言するようなお話だった。Yちゃんに聞いた方がいいかもな、私の本選び。

 

今日は曇ったり雨が降ったりの日。明日も天気が良くないらしい。あー。

本日の東京都の感染者、5人。数に惑わされないようにしたいけど、減ってると喜ぶ。

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