世の中は、平成最後の日とかで騒いでいるみたいだが、私の日常は変わらない。今日は田町の美人エステに行った。そこで販売していたサプリの話。
「飲むビタミンC点滴」と謳われているらしく、これを飲むとお肌や髪が綺麗になるだけでなく、風邪も引かないし花粉症も軽くなる、ガン予防にもなるという。普通に聞いていたら、あまのじゃくの私はフンと思うが、儚げな美人がためらいがちに勧めてくれると、信じる信じないとかじゃなく、もう私財を投げ打ってでも買わせていただきたくなる。私の財布を緩めるのは簡単だ。
この箱の中には、スティックが30包。空腹時に1日2〜3包飲むといいらしい。1包飲んでみると‥しょっぱい!塩水を薄めたような味。ジュースに入れたり水に混ぜろというけど、いやそんなことしなくても直接飲めばいい。でもまずいです。しかも高い。定価で買ったら7000円程度。バーカバーカ。
今日は雨しとしとの日で、テレビも平成の振り返りばっかり。出かけないと「平成最後祭り」に飲み込まれそうで、出かけてみた。昔の映像を見るのは嫌いじゃないけど、昭和生まれの私からすれば中途半端に古いもので、一度見ればいい。
平成始めはバブルちょっとかかってたから、景気はまあ良かったのを経験したな。ただし、今から考えると信じられないくらい男尊女卑の世の中だったけど。女性は若くて綺麗じゃないと生きていられないくらいの風潮だった。少なくとも、私の周囲は。
それが、もしかしたら私の中に暗い影を落としてて、こんなエステ狂いになってしまったのかもしれない。でも今は美の基準も多様性があり、マニアックも受け入れられる世の中になってきたから、だいぶ外見については楽になったのかもしれない。私は、専ら己のこだわりなんだけど、でもこの間の証明写真で、年齢の恐ろしさを思い知ってしまったからな。いつか諦めるかな。
と、こんなしょうもないことを考えていました。平成最後祭りの日に。