MARUHOPPEの日記

お笑いと平和を愛する日本人のしょうもない出来事

夏の悲しい読書

MARUHOPPE2010-08-01

今日から8月。
また暑くなりましたね。
でも、夏は暑いもの。



久しぶりに本屋へ行って、いろいろ立ち読みして、文庫本とか買ってみた。

歌人枡野浩一の「結婚失格」を読んでいるとこ。
彼は、よく知らなかった。元妻の、漫画家・南Q太は知ってたけど。



本は、元妻との離婚の顛末を書いた私小説みたいなものだった。
世間知らずの私は離婚というのは暴力、浮気、借金のいずれかでするもんなんだと思っていた。
当たり前だけど、気持ちが離れれば、一緒にはいられないもんなんだね。


彼は、女も作らず博打もせず、それどころか子供の面倒もよく見る、よい旦那だったらしい。

でも読み進むうち、どうして彼が元妻に嫌がられたのかが、ジンワリと分かってくる。
解説では、似たタイトルで、書き方も似ている太宰治の「人間失格」を例示して書いてあったが、そういえば、人間性は真逆と思われる2人は、ナルシシズムが強いという点ですごくよく似ている。


私はこういう、自分を正当化しようとし過ぎて過剰に自己弁護する人間が大嫌いだ。

何かねー、笑っちゃうんだよね。可哀相ではあるけれど。


悲しい本だったな(ノ_・。)
夫婦関係だけじゃなく、一般的な付き合いにおいても、相手が私を「好きじゃないな」と感じるオーラを出し始めたら、察知する能力を研ぎ澄ましたい。
そして、相手から遠ざかる勇気も持とう。
人に「嫌い」と思われたら、私は頑張らない。
そんなことに時間は使わないだろうな。