MARUHOPPEの日記

お笑いと平和を愛する日本人のしょうもない出来事

世界の果ての通学路

たぶん私だけしか知らないんだろうけど、シネスイッチ銀座では、金曜日がレディースデーなんだって。
一応、戸籍上で女である私は、Yちゃんと行ってみました。すごく古い建物。


映画は、ケニア、アルゼンチン、モロッコ、インドの4地域(しかもかなり僻地)それぞれで何時間もかけて通学する子供を追いかけたドキュメンタリー。
これが象がいるサバンナの大草原とか山脈いくつも越えていくとか、全然舗装されていない道を、しかもなーんにもない所を黙々と通う。子供にしてみれば、日常行動なんだけど多分、都会の子供なんか、すぐに音を上げてしまう、あるいはへばってしまうだろう。


でも、そういう地域の子供たちは淡々としている。そうやってたどり着いた学校は仲良しで、授業が始まるまで皆でつつきあったり、そりゃ楽しそうなんだ。生まれつき脚が動かなくて、弟2人にボロボロの車椅子を引いてもらいながら通学するお兄ちゃんも、友達とずっと笑顔。皆、学校に行くのが楽しみなんだろう。



私はこんなのとは比べ物にならないけど、学校から離れた所に住んでいたので、一時間以上かけてバスで通学してた。日本ではすぐに車酔いする体質だったのに、毎日悪路をバスでガタガタ。でも、乗らないと学校に行けなかったからな。
Yちゃんとも話していたけど、当時の子供は通学に支障があっても例えイジメに遭っても、学校は行かなきゃいけないものだ、という刷り込みがあったと思う。嫌なら学校に行かなくていい、なんて斬新な思想は、一般には持てなかった。

子供の柔軟性って思ったよりずっと高い。やっぱりさ、若いうちから、ちょっとストレスあるぐらいのこと与えておいた方がいいよ。
大事に育てるのは、子供のためにならない。もちろんイジメとかの外圧ストレスは問題外だけど、例として早起きをさせるとか仕事を与えるとかね。乗り越えられないなら、社会でも生きていけないよ。


私も相当、甘ちゃんで育ってきたけど、情報過多な今の状況で、なんかおかしくなってる気がしてのらない。子供がいない私の、率直な感想でした。