MARUHOPPEの日記

お笑いと平和を愛する日本人のしょうもない出来事

ミソジニー

MARUHOPPE2011-08-21

涼しい、というけど、部屋の中は熱気がこもってる。
しばらく楽させてもらったので、これから馬力をかけなければならない。




上野千鶴子の「女ぎらい(ミソジニー)」を借りて読ませてもらった。
ミソジニーって、30歳代以降の女性のことかと思ってしまった。

私はバブル世代で、現在もホモソーシャル(男の絆で結ばれた社会)にどっぷり浸かった生活を送っているので、こうした分析を読んで痛いほど共感してしまう。
といっても、この概念で長い間育てられてきたので、私も彼女が問題提起するまで「おかしい」と思ってなかった。確かに、ミソジニーのない世界が、まだ考えられない。
それに「男性主導の社会」であったとしても、女性もそれに甘んじてきたところがある。私も同様だった。


でも歳とって、上野氏の言う「女としての価値」がなくなり、またホモソーシャルも壊れつつある今、やっぱり男も女も自立心は大事なのだな、とは思う。
親でも親友でも子供でも配偶者でも恋人でも、相手が自分にとっての、また自分が相手にとっての唯一無二の存在ではない、と自覚すること。
その上での、節度を持った関係の持ち方を、私自身はしていきたいと思う。人のせいにしちゃいけないのだよな。


私は相手との距離感を保てず、これまですごく苦労していた。
この手のジェンダー関連の本はそれを、言い当ててすくい取ってくれるようで、すごく興味がある。
いろいろ読んでみようかな。
ただ上野千鶴子ばかり読むと、「男ぎらい」になってしまいそうだけど。