MARUHOPPEの日記

お笑いと平和を愛する日本人のしょうもない出来事

ちいさいモモちゃん(号泣)

子供の頃から、本をよく与えられた。
その中で、松谷みよ子のモモちゃんはどはまり。
「モモ」といったら、ミヒャエル・エンデではなく、松谷みよ子だった。
「貝になった子供」「龍の子太郎」「かきのはっぱのてがみ」「ふたりのイーダ」・・・実家に行けば、まだあるはず。
おかげで、かなり早い頃から漢字を読めていたと思う。


モモちゃんシリーズは、私の中ではモモちゃんと猫のプー出演の頃で完結していて、妹のアカネちゃんが出てくる頃にはそれほど執着がない。

このほど、文庫本が出たというので、何気なく買って開いてみた。
記憶が一気に3〜4歳くらいに戻る。作中に出てくる歌を勝手に作曲していて、メロディラインまで思い出した。
電車の中で、ボロボロ涙を流してしまった。
帰る道々、読みながら、しゃくりあげてしまった。恥ずかしい。


後から知ると、このモモちゃんは松谷の娘の話で、ママは松谷自身だったという。
ママは働いていてモモちゃんは託児所に預けられていたり、後になってパパと離婚、そして亡くなってしまうという、ただのファンタジーではないリアルさがある。


しかし、こんなことで号泣してしまうなんて、歳だなあ。