震災により傾いた建屋を改装するとともに、老朽化した設備を更新したい。しかもできるだけ省エネでエコで、自然エネルギーなんかもお手頃で導入できれば。
その上、酒の仕込みは冬しかできなかったものを、温度調整などで通年作れるようにできないか？
というご要望を受け、大学の先生方が現地調査に来てくだすった。ご紹介いただいた方も一緒に。
社長は思ったより若い方で多分、この世界では先進的なのだと思う。朴訥としていて、実に良い方だった。
酒作りの場所に女性もいたし(女性が入るのを嫌う杜氏は多いと聞いたので)。麹の発酵とか、ここまで入っていいの？という所も、全て見せてくれた。
酒好きな方が多いのでちょっと心配したが、そこは皆様。真面目にご覧になり、ちゃんと真剣に考えてくれているようだ。
やっぱり設備投資とか、いろいろ課題はあるんだけど、補助金やファイナンスなんかも考えられるんじゃないか、と帰りの車で話した。皆様ありがとうございます。
私は飲めないんだけど、製造行程の大変さを知って、こういうお酒はもっと大事に飲むべきだなと思った。
