MARUHOPPEの日記

お笑いと平和を愛する日本人のしょうもない出来事

飯田橋・九十九ラーメン


土曜日に行ったラーメン屋。結局、ライブハウスでは全く食べられなかった。
粉チーズがどっぷりかかっているのが売りらしいのだが、味噌ラーメンではチーズを感じられなかった。いたずらにカロリーをとっているだけにしかならない。
トマトスープラーメンの方がまだ、よかった。でもこれ、パスタだよな。


角田光代「紙の月」が文庫本になったので購入、さっそく読む。
梅澤梨花という銀行に契約社員として勤める女性が、顧客の金を着服した事件を中心に、3人の男女のお金にまつわる転落記。というと、強引すぎるまとめ方かな。
どれもリアルすぎて、自分に迫ってきそうで、怖い怖いと思いながらページをめくっていた。着服とか頭の悪い、細かくない私にはできそうもない技だけど、すぐ返すつもりで客の金を抜き取ってしまって、始めは返したというくだりがリアルすぎた。服を値段も見ずについ買ってしまう人とか、自分のことのようだ。
若い恋人が、始めはおっかなびっくり受け取っていた金を、だんだん躊躇がなく受け取るようになっていくことに気づき、それをイヤだなと感じ始めてしまった気持ちとか。物語の主人公たちは本当に小市民で、シンパシーを感じない。救われることはあるんだろうか、と思ってしまう。
角田光代は、こういう救われない人を書くのが本当に上手だ。



明日は健康診断、午後から会議、会議、懇親会。