MARUHOPPEの日記

お笑いと平和を愛する日本人のしょうもない出来事

花柄ネイル

ちょいと浮かれ過ぎか。
何度も言うけど、私の環境は、ネイルに関心のある人が皆無なので、どんなにデコっても派手な色にしても、何も言われないのがいい。
ただ年齢が年齢なので、あーんまり年甲斐もなくデコっても、単なるイタイおばさんに加速がついてしまう。
てわけで、このへんで止めておく。


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やっと「中原の虹」3、4巻を貸してもらえた。
読み始めたけど、1、2巻の話が思い出せない。

浅田次郎のいいところは読みやすいのと、いい意味で内容がウエットで、単なる歴史小説でないところが、おセンチさんな私にはまる。
歴史ものって、好きな人にはたまらんだろうけど、私には退屈この上ない。

だって、歴史といいながら登場人物は実在の人間だろうけど、そんなに資料も残っていないだろうし、後は想像でしょ?じゃ、小説じゃん。
と、無学な私は思ってしまうのでした。
こればかりは、趣味の世界なので。




あと、角田光代の「八日目の蝉」読了。
この人の話は、救いがないしオチもだいたい想定できるのだけど、だからこそ、リアルな感じがする。
不倫相手の赤ん坊をさらって行ってしまう女性の気持ちと、誘拐された赤ん坊が大人になった後日談が2本立てになっていて、出張中、読み込んでしまった。


あとがきにも書いていたけど角田光代の描く男の人って全員ほぼ、だらしがない。だらしないのは女か、金か、性格か、仕事か。必ず一つ以上欠けている。そこがすごくリアル。
一方、女性は気が強くて、相手(彼や周囲を含む)の欠点を受け入れられないか、ただボンヤリと相手の言うがままになっているタイプに分けられている。


私はこの人の小説をいくつか読んで、人に期待をかけるのがいかに無意味か、というのを悟れた。
こういう言い方すると、ちょっと誤解受けそうだな。

それは虚しいとかじゃなくて、相手が何かしてくれると考えるよりも、何かしたければ自分が動く、という当たり前の行為を気づかせてくれた、というべきか。