あるビルの裏側(屋上)。
環境性の実験棟として建てられたビルだけど、そちらを重視しただけあって、造りがチャチ。竜巻なんぞ来たら、パネルなんか飛んでいってしまいそうだ。
私は若い女性に弱い。
私が歳を取ったこともあり、若い女性は失礼ながら職場にもプライベートにももういないので、会うのは自然とショップ店員さんになる。
いつも買うブランド(いい加減、ここで買うのも若作りかなーと思い始めている)では、店長にガッチリとロックオンされているのである。いつもの店で買うと、部下達がどっと押し寄せて来てゆっくりできないので、別の場所にある支店に行ってみた。
ここのブランドね、客が来たらすぐに話しかけるよう教育されてるみたいなのね。しっかり見ようと思ったら、すぐ若い店員に話しかけられました。
それがね、本当に入ったばかりの可愛らしい女の子。地方から出てきたアイドルみたいな感じ。まだこのブランドを着こなせていなくて、話しかけるのも一生懸命。
だから余計、優しくしてしまった。だけど、ここのブランドはもう買うスタッフが決まっているので「買えなくてごめんなさい」と言ったら、「優しくお話してくれて、嬉しいです」と涙ぐんで言われて、グーッと来てしまった。あぶねぇ。
ダメだ。絶対騙されてると分かっているのに、ほだされるオヤジ。
これは女性に限らず、最近は若い男性にもグッとくることがある。男性は若いとジェネレーションギャップありすぎて、女性の方が引き付けられるけど。
歳を取ったっていうことなんだろうな。これってさ。
