MARUHOPPEの日記

お笑いと平和を愛する日本人のしょうもない出来事

革命的嗜好転換の旅


今回の旅行の目的の一つに、好き嫌いをなくそうという命題があった。
私は香菜(パクチーコリアンダー)が嫌いで、食べられなかった。あの強烈なニオイがダメだし、あれが少しでも入ると、この野菜一色の味になってしまうからだ。
しかし私も人生成熟期を迎えて、食べ物の好き嫌いがあるというのは、少し恥ずかしいことなのではないか、と思ったのだ。
香菜といえばトムヤムクンかフォー。今回は、あっさりめのフォーの方に賭けてみた。


まずホテルの朝食に、フォーとブン(春雨系)があるので、ダンナのを少しもらう。う・・・。しかし、食べられないこともないかも・・・
次に、晩御飯で頼んだサラダ。コリアンダーサラダだった。
ホテルでは英語が通じるけど、旧市街に出るとベトナム語しか通じない。仕方なく食べてみると、ドレッシングのおかげか、結構平気だ。アーモンドのアクセントもあって、美味しかった。

それから最終日は、3食フォー三昧だった。昼食のブン・チャーは、コリアンダーだけでなくレモングラスやシソみたいな葉っぱも入っていてもう、クセのある葉っぱ祭りだったのだが、食べると口の中がさっぱりするのだ。
夜なんか、入ったレストランの人にメニューにないフォーを作ってもらったら、これがすっげー美味しかった。
クセのある野菜って、食べだすとクセになる。


しかも、あのあっさりした酸っぱいスープに香菜が合うことが、やっと分かってきた。
また食べたい。ベトナムって食べ物にはずれがない。
野菜がオプションでどばーっとついてくるところがまた、いい。ああ、ヤバイ。