大学に演劇科のある学校だったので、短大の授業に観劇があった。なので結構、色々な演劇を見たと思う。まあ全く分からないんだけど。
で、今回縁があって、観劇することになった。三島由紀夫作。能楽堂みたいなとこでやるのか。サド侯爵夫人、もうタイトルだけで難しそう。
意外というのは失礼だが、ほぼ満席だった。年齢層が実に高い。昔の演劇少年少女たちなのか。確かに若い人にはとっつきにくいテーマ。
能との融合で新解釈なのかと思っていたら、お琴をポイントに使うことと舞台と、主人公が能面かぶってた（男性が女性の役やってたのでお面被っていたのか？コントかなと失礼ながら思った）というくらいで、中身は古典的な演劇だった。一緒に行った人によると、あまりに脚色すると三島由紀夫サイドがOK出さないものらしい。
これまた大変に失礼発言だが、思いもよらず寝ることなく見られた。出演者も高齢の方が多く、昔ながらの演劇だったので慣れていたのかもしれない。長セリフが続くし、世界観が独特なので。楽しい、というのとは少し違う。ああ、観劇ってこうだったよな、という空気感を確かめた感じかなあ。
でも招待いただいたので申し訳なく、あまりろくなお礼もできなかった。全部安物だったし。やっぱり差し入れすべきだったかなあ。
ありがとうございました。
今日の東京都の感染者は6264人。
