私が傍聴していた当時、エネルギーの政策を検討する委員会って、30人くらいの委員のうち、女性が1人か2人だった。
それから10年以上経ち、今は25人中4人。
これは由々しき問題である、女性の意見を取り入れ、エネルギー基本計画の見直しに反映させましょう、というのが枝廣さん始め、女性委員の考えなのでしょう。
130人もいるという参加者をグループ別にして、エネルギーに何を重視するか、どんな情報を知りたいか等を書き出させ、ディスカッションさせた。
参加しているエネルギー関連の仕事に従事している女性は、見たところ通信会社、外資系エネルギー会社、後は多分、NPOがほとんどではないかな。
で、私は男ばかりの職場にいるせいか、脳みそがかなり男思考だ。
地域でエネルギー選択できるようにするとか、再生可能エネルギー競争させるとかいった意見もあった。
経済成長すればエネルギー消費は増加するのは当たり前。
それを、あるグループから「経済成長は必要か?」という意見があったのが衝撃的だった。
エネルギー使うくらいなら、経済成長止めろと…斬新。
いやー、こうなったら男女別のエネルギー基本計画作った方がいいよ。
幸せな生活とか命の大切さとか未来とか、もっともなんだけど、ザックリ。そこが女性のいい所ではあるが。
しかしハタ、と考えてみるにつけ、脱原発やエネルギー自給について、女性の方が腹が据わってる気がする。
明日からエネルギー供給が止まってでも原発による電気は使いたくない、となったら、それでもいいと言えるような。
オブザーバーの経産省の男性は、気を遣う遣う。気の毒だなと思った。
第1回なので、これで良し悪しを明言するのは避けます。