MARUHOPPEの日記

お笑いと平和を愛する日本人のしょうもない出来事

10年前の私。

東日本大震災から10年経ったなんて驚きだ。

10年前のブログを見たら、宮古島まもる君のことを書いていた。なんてノンキなんだろう。

じゃなくて、私は宮古島にいたんだ、10年前の今日。大学に勤めて一年経ち、組織も1周年シンポジウムを前の日に開催したんだ。電力会社が原発で、肩で風切って歩いていた時代。あの日から、そのシステムも意識もがらっと変わることになってしまったとは。少なくとも、私のいる周囲は変わった。

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東北在住の友人もおらず、ましてや東京で地震の被害にも遭わなかった私は、電車を始めとしたインフラが軒並み止まり、寒い思いをして歩いて家に帰った苦労すら知らない。

それでも毎年、この時期に震災の特集があり、その時のことを思い出す。スーパーやコンビニにトイレットペーパーやティッシュ、お米がなくなり、計画停電がある地域ではカイロが品薄になった。現代の日本で、こんな事が起こるのが信じられなかったものだ。

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今はコロナで、さらに苦しく辛い日々が続いている。今は物が何でもあるけど、簡単に旅行にも出かけられなくて、マスクがデフォルトになってしまっている。震災と同じではないけれど、負の感情が続いているのは同じ。10年経って、日本どころか世界中が停滞してしまうような状況になってるなんて。

 

が、私自身は、10年前はとても幸せだった。仕事に燃えていたし、大学でとても好待遇だったのだ。給料じゃなくて、環境が。職場の皆んなが親切で、仕事も色々させてもらって、あらゆる場所に出張できた。宮古島もその一環だったのだ。何でもできる気がしていた。

10年経ち、さすがにそういう事もなく、プロジェクトも終わりそうな上にもう一つ仕事増やしていて、大変な毎日だ。10年間頑張ってきたつもりがこの有様。進展してるんだろうか。

東日本大震災の話のつもりが、我が身を振り返る悲しい話に。こうして愚痴っても毎日は過ぎていく。

 

今日の東京都の感染者は335人。あかんわ。