MARUHOPPEの日記

お笑いと平和を愛する日本人のしょうもない出来事

KANちゃんを悼む

ここ最近では、一番馴染みのあるミュージシャンだった。KANちゃんが亡くなってしまった。(あえてちゃん付けする)しかも11/12に亡くなったとか。父親と同じ日に亡くなった。しかも61歳と、死んだ父親の年齢と同じ。

2023年で亡くなったミュージシャンで一番ショックだったのは、高橋幸宏でもなく坂本龍一でもなく谷村新司でもなく大橋純子でもない、もんたよしのりでもない、櫻井敦司でもない、KANちゃんだった。歳上の還暦を過ぎた人に言うのも何だが、本当にバカっぽくて良かった。

曲とか歌詞とか、女性の好みとか。

これは、3年前に出したムック本みたいなの。あまりミュージシャン本を買わない私が、珍しくAmazonで買って取り寄せた。それから1ヶ月くらいして、この訃報を聞いた。

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私はあんまり、多くの歌手を推さない。音楽アプリは入れてないので、ダウンロードもしないし。しかし、一度好きになったら長くて結構買い続ける可能性が高い。その数少ない歌手の1人がKANちゃんだった。

見たら、結構な数のCDを買っている。ビデオもですよ。VHS。今の子知らないだろうなあ。

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好きになったのはやはり「愛は勝つ」からだと思うけど、それからすぐにファンクラブに入って、会報けっこうもらっていたんだけど捨ててしまったようだ。KANちゃんはね、文章を書くのも、独特のセンスあったんだよね。ツィッターもフォローしてたし、ファンクラブのホームページに書いていた金曜日のコラムも見ていた。何年か前にやめちゃったんで、残念だった。

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ライブも行っていた。ある時、歌手活動をやめてフランスに行ってからファンクラブもやめたけど、いつしか帰ってきて、しれっと活動再開していた。ふざけたライブのコント仕立てみたいのが好きだった。2015年くらいのピアノだけのライブの時は見に行ったかな。
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ライブ、行こうかなと思っていたのにすごい残念。10月にはパリにまた旅行して、ツィッターもちょっと前に出していたのに。ダジャレも言っていたのにな。

なんだけどね、私はこういう死に方に憧れる。長生きしたいと未だに思っていないので、できればある程度まで元気でいて、フッといなくなれるような消え方をしたい。そんな風になれるだろうか。

 

KANちゃんの訃報は今になって、だんだん私の中に浸透してきた。「愛は勝つ」もいいけど、私は「regrets」「涙の夕焼け」「君がいなくなった」「ホタル」「君はうるさい」とか、マイナーなのが好きだった。しばらく聴いて悼もう。

今更ながら「ロックンロールに絆されて」が沁みる。