小学生時代の恩師に、たぶん5年ぶりくらいに会った。
5年前までは冬に仕事があって、その度に会ってもらっていた。その時はまだ先生は、車を運転していた。でももう80歳過ぎ。免許証は返納していた。ホッ。
なので、弟さんが運転して来てくださった。
千歳から近いといっても支笏湖、30分以上は運転していたように思う。天気が良くて、暑い。東京と変わらないくらい暑かった。
でもここは、冷房設備などないのだろう。お店が扇風機だった。
そして私は気づいた。冷房がないと生きていけないことを。暑い中で食べることができない。
先生は私がいつまでもティーンエイジャーであると勘違いしているようで、すごい注文してくださる。
焼き魚も美味しいが、本当に喉を通らないのだ。気持ち悪くなってしまうのだ。こんなに冷房に毒されていたとは。
先生、杖をついているのにめっちゃ歩くのが早い。空港まで送ってくださり、白い恋人のカン入りをどーんと買ってくださった。先生……
弟さんと先生の名前の刺繍入りタオルハンカチをプレゼントした。先生、本当にどうかお元気で。いつまでも生徒でいさせてほしい。
今日から長崎。北から南へ。