妹から「女女問題のトリセツ」（黒川伊保子著）を勧められた。なんか、正月に会った時、私が趣味がないと言ったことを気にして、セレクトしてくれたようだ。
彼女の本、前に何か読んだことがあるのだが、私にはあまり刺さらなかった。基本的に人はこうだ、男女はこうだ、という類の本は、天邪鬼な私にはあんまり来ない。
身内なので詳らかな事を言う気はないが、妹はとても繊細だ。そして超真面目で勉強家。読書が趣味で、色々な本を読んでいるが、やはり指南本が多い。それ故に、ワガママで自己中な母親が苦手だ、とLINEで延々とやり取りした。
まあ分かってはいたけど、そんなに傷ついていたのか。と、感じ入ってしまった。母親も、そこまで傷つけてるとは夢にも思っていないだろう。もう80になった人間に、何を言っても伝わらないだろうと私は思うからだ。
母親は母親なりに、全然伝わっていないようだが妹に気を遣っていると聞いていたので、妹は身構えるほどとは思わなかった。
この本を、私ではなくて、本当は母親に読ませたかったんだ。と納得。でもホント、もういい歳の人を本一冊で変えることなどできないと思うけど。まあせめて、妹に失礼なことを言わないようにして欲しいが、それもキャラなので直せないだろうな。
妹はやはり、真面目すぎて色々な人と交流はできない。偏見に満ちた人、失礼な事を言ったりやったりする人は世間にいくらでもいるので、それには鈍感になるしか手はない。それでも、少しずつ変わっていってると思うけど。
私もそれほど鈍感で、何にも傷つかないわけではないけれど、どちらかというと傷つける側になってしまう。実際、神田の在宅ちゃんには言いたいこと言って傷つけてるし。
長女としては、何とか表面的でもいいから仲良くしてほしいんだけど。それも勝手な思いかな。あと、面倒くさがりなんだよな。私は。
